HOME > ライフスタイル&グルメ紹介 > 暮らし|Vol.19 富士スバルラインの魅力と環境への取り組み
河口湖方面から富士山へ。国内外から数多くの観光客、登山客を迎え入れる玄関口となる富士吉田口登山道の、そのメインルートが「富士スバルライン」。
ほとんどの方が脇目もふらずに五合目をめざしますが、スバルラインを維持管理されている志村さんからはこんな助言がありました。
「古くから五合目というのは特別な場所。現在の富士山観光のメインスポットのひとつとなっているのは当然なのですが、せっかく富士山に来たのなら、五合目まで一目散に駆けてしまうのはとてももったいないと思うんです。」
スバルラインには、料金所から五合目までの間に、一合目、樹海台、大沢、奥庭などの休憩点(駐車場)が整備されています。
「標高やその周辺環境の違いによって、それぞれのポイントに、そこだけにしかない魅力があるんです。例えば、北口の登山道でありながら駿河湾が一望できるポイント(大沢駐車場)があるなんて、きっとご存じなかったでしょう?」
樹海台には富士の裾野の大森林の広がりが、また奥庭ではいったん車を置いて御中道をめぐる散策ができるなど、各スポットならではの個性的な楽しみ方があるのだそうです。
「それぞれのポイントから、南アルプスの見え方の変化を感じ取ってみるのもいいでしょうし、運が良ければ天然記念物のカモシカに出会えることもありますよ。」
昨年夏に五合目のトイレが大規模な改修を終え、国内最大級の山岳トイレへと生まれ変わりました。
従来の数倍規模の施設内浄化施設が使用済みの水を浄化して再使用する、自己完結サイクルを実現。山岳では貴重な水資源を守り、また環境への負荷を格段に軽減する施設として注目を集めるとともに、急増する登山・観光客に従来以上の快適さを提供しています。また環境対策の主要施策として行っているのが、ハイシーズンにおける「マイカー規制」。スバルラインの維持管理に充てる収入が激減することを承知で、なぜこの英断に踏み切ったのでしょう。
「マイカー規制は昨年31日間でしたが、今年は53日間に期間を拡大することとしています。最も観光客が多い時期にマイカー入場を規制することは、確かに運営面では大きな痛手です。しかし慢性的な渋滞を緩和して快適な状態を維持すること。そして何より世界の宝としての富士山を永遠に守っていくという最大の使命は、こうした現状をおいても最優先されるべきとの考えが根本にあるからです。」
富士山を支える道路として、また日本有数の魅力あふれる道路として、このシーズンはぜひスバルラインをゆっくりと辿ってみたいものです。
富士スバルラインを適切な状態に維持管理することで、富士山への快適なアプローチを実現するとともに、周辺環境への施策や配慮を通じて、富士山の多様な魅力を永続的に維持することに努めている。
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